2013年1月7日星期一

アマチュアのスター候補生 松山英樹の「年内プロ転向」は消滅

アマチュアのスター候補生 松山英樹の「年内プロ転向」は消滅
救世主はおまえだーー。来季国内で行われるゴルフの男子ツアーは23試合と過去最低となった。その理由のひとつにスター不在が挙げられる。石川遼(21=パナソニック)以降、新たなスターが現れていない。そんな現状を打開してくれると期待されるのが松山英樹(20=東北福祉大3年)だ。実績、知名度抜群のアマチュアのスター候補生のプロ転向に注目が集まる。

 石川の米ツアー本格参戦に合わせるように来季、国内で行われる男子ツアーは23試合と過去最低になった。来季のツアー日程はかなり寂しいものだ。今季の25試合のうち3試合が消滅し、新規開催は1試合。国内での試合は23試合に落ち込んだ。しかも、7~8月にかけて6週間も空き週が続く異常事態。短期間で景気が一変するとは思えないだけに、打開策はフレッシュなスターの登場しかない。

 そんななか、動向に注目が集まるのが松山だ。昨年から2年連続で「マスターズ」出場、すでに昨年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」でツアー優勝も果たし、実績、知名度ともに抜群。多くのスポンサーを呼べそうな精悍なルックスも持ち合わせる。

 日本ゴルフツアー機構(JGTO)としては一刻も早くプロ転向してほしいはずだが、海老沢勝二会長(78)は「彼の人生なので、彼の決断を尊重するしかない。アマのままでも、来季も何試合かはツアーに出てくるでしょう」と及び腰だ。

 実は、東北福祉大ゴルフ部の阿部靖彦監督(50)から過去に「できれば大学を卒業させたい」との意向を伝えられている。このためプロ転向を期待するような発言をできない状況だ。

 ただ、先の優勝で得たシード権を行使できるのは来季まで。期待を込めて、一部では年内プロ転向の噂も流れた。

 阿部監督は「(来年1月の米ツアー)『ソニーオープン』にアマとして出るんだから、年内なんて話はない」と断言。12月からゴルフ部主将に就任したこともあって「最近は先頭に立って練習している」という。

 年内転向説は消滅しても、国内開幕の4月まで時間は十分。救世主・松山の決断に今後、一層の注目が集まるのは間違いない。【関連記事】 松山「プロ転向は考えてはいるが、まだない」 最強アマ松山はボウリングもプロ級!ベストスコア248 アマ松山 世界ランクで“実質日本一” なぜ?逆風続きの女子ゴルフ試合数増加 藤田が“日本ツアー改革”を提案
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